クラウド型在庫管理システム7選

在庫管理

2024年決定版!製造業が使えるクラウド型在庫管理システム7選

在庫管理をシステム化しすると、コスト削減や効率化になります。最近、クラウド型システムが注目されているので検討したいと考えているものの、よくわからないことが多くて後回しになっていませんか?

この記事では、最近注目のクラウド型システムの中でも、製造業の在庫管理におすすめのシステムを7つ選び、気になる視点で比較します。

クラウド型在庫管理システムが製造業におすすめの理由

実は、製造業にこそクラウド型システムがおススメです。

理由を以下は以下の通り。製造業の方なら、その利点の重要さがわかっていただけると思います。

  1. ゾーニングされていてもデータ集約がしやすい
  2. 別の時間でも同じルールで、ムラが減る
  3. 初期費用が少なく済むから導入しやすい
  4. セキュリティ対策ができている
  5. アップデートに対応してくれる

1.ゾーニングされていてもデータ集約がしやすい

製造業では、作業によってゾーン分けをされているところも多いです。そんなとき、クラウド型のシステムであれば、別の端末から同じシステムにアクセスできデータ集約がしやすくなります。

2.別の時間でも同じルールで、ムラが減る

製造業は、交代制勤務が通常化している場合も多いもの。クラウド型システムであれば、日勤の人と夜勤の人で、少しづつルールが違ってきてしまって、管理にムラが出るというリスクも減らせます。

3.初期費用が少なく済むから導入しやすい

クラウド型システムの魅力の1つは、初期費用が少なくてすむことです。ピンポイントで多額の支払いをしなくて済むので、大きなコストの負担がなく、導入しやすいのも魅力です。

4.セキュリティ対策ができている

在庫管理には、Excelなど表計算ソフトを使用する方法もあります。しかし、そのデータはどこに保管されているでしょうか?
クラウド型システムであれば、普段使用しているのとは別のサーバーにデータを保管していることが多いので、自社内での保管よりも、セキュリティが向上する可能性が高いです。
また、クラウド型システムでは、ユーザごとに権限を変更したり、作業ログを保管したりとセキュリティ対策を実施しているケースが多いのも特徴です。

5.アップデートに対応してくれる

例えば、Excelにプログラムを作って在庫管理を行う場合、Excelのバージョンアップによってプログラムに不具合が出る可能性があります。パッケージソフトについても、アップデートには料金がかかる場合が、ほとんどです。

クラウド型システムであれば、クラウド側でアップデートをしてくれるので、使用側ではアップデートのときに端末を使わないなど、最低限の対応で済んでしまいます。いつも、最新版をアップデート料金なしで使えるのも、クラウド型システムの特長です。

製造業におすすめのシステムの条件とは?

クラウド型の在庫管理システムを調べただけでも、20以上もありました。(2022年3月時点)
今回は、その中で下記の3つの条件から、特に製造業におすすめという7つにしぼりました。

1.製造にかかわる項目も管理できること

倉庫だけ、備品だけでなく、製造業であるからには、製造に関する項目についても管理できるシステムだけに絞りました。

2.製造業での導入実績があること

過去に製造業への導入実績があり、多少なりとも製造業について知っているであろうメーカーのシステムに絞りました。

3.カスタマイズができること

製造業では、似て非なるもの、オンリーワンの商品をつくることが多いです。そのため、一部でもカスタマイズできる製品に絞りました。

製造業におすすめのシステムは?

上記の条件をもとに抽出したのが以下のシステムです。
各社のポイントをあげました。なお、以下、略称を使うものはシステム名のところに略称を示しています。

アラジンについては、使用できる地域が決まっていますので、ご注意ください。

システム名 社名 ポイント
1 鉄人くん Business Information Technology
  • 安心の24時間365日サポート体制
  • データー保存無制限
  • 初期費用0円
  • 最短1日でスタート
2 クラウドERP 在庫管理ソフト【ZAICO】

略称:ZAICO

株式会社ZAICO
  • 120,000人が使うクラウド在庫管理ソフト
  • 誰でもカンタン!在庫管理をシンプルに
  • No.1在庫管理アプリ(Googleplay appstoreランキング2020)
  • 在庫管理アプリとして特許を取得
3 アラジンクラウド

略称:アラジン

株式会社 アイル
  • 標準の販売管理・在庫管理パッケージを始め、アパレル・ファッション、食品、医療、鉄鋼・非鉄、ねじ、製造業などの業種に特化したイージーオーダーパッケージあり
  • URLを入力するだけでシステムにアクセスでき、専用パスワードでログイン
  • 未来在庫の管理で有効在庫数を把握
  • 対象地域:関東・関西・東海
4 eeecloud TBTECH
  • 2019 ITトレンド年間ランキング 1位
  • シンプルな画面デザイン
  • 低コスト多機能
  • データ登録上限なし
5 クラウドERP GEN

略称:GEN

GEN(ジェン)株式会社
  • 見積から、MRPユニットを使った購買管理-製造指示-外注指示-工程進捗管理-在庫管理-納品請求入金まで、スムーズにブラウザ上で実現
  • MRP計画生産と、製番管理のハイブリット運用
  • ロケ別所要量計算など柔軟な運用が可能
  • チームでシゴトするのを助けるコミュニケーションツール
  • 会社全体の”今”がわかるLIVE機能を標準搭載。
6 flam  FLIPLOGIC
  • 「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「生産・販売管理部門1位」を受賞
  • 大事なデータを日々深夜に全て自動でバックアップ
  • バックアップされたデータは暗号化、安全なサーバーに退避。万が一の災害時にも安心の設計
  • ビジネスに必要な機能を全て集約
  • 使いやすさと高速レスポンス
7 Web型在庫管理システム

みえぞう生産管理支援型

略称:みえぞう

株式会社ビッツ
  • 引当や発注残を管理し、有効在庫数を自動算出
  • ユーザーアカウントは何人でも登録可能
  • 階層無制限の部品構成表(BOM)を標準搭載
  • 所要量計算や不足数量を自動算出

製造業が気になるシステムのポイントは?

製造業でシステムを導入する際に気になる機能・コスト・アフターサービスでそれぞれ比較してみたいと思います。

機能

各社ホームページから、それぞれの機能を抽出しました。同じ機能でも、メーカーによって表現の仕方と機能の考え方が違うようです。

1 2 3 4 5 6 7
鉄人くん ZAICO アラジン eeecloud GEN flam みえぞう
在庫管理 入庫scan 在庫管理帳票 在庫管理 在庫管理 在庫管理 在庫管理
納期管理 出庫scan セット品管理 受発注管理 販売管理 販売管理 販売管理
工程管理 棚卸機能 入出庫管理 マスタメンテナンス 生産管理 生産管理 生産管理
外注管理 その他 データ照会 MRP その他 購買管理
自社管理 その他 マルチ通貨 製品部品管理
図面管理 レポート
見積り管理 トークボード
ガントチャート BOOST

コスト

コストについては、それぞれに色々プランがあるのですが、カスタマイズができるプランを比較しました。なお、アラジンについては問い合わせて料金を提示する方式でしたので不明と記してあります。

システム名 コスト
1 鉄人くん IT補助金が450万円まで使用可能
月3万円~
2 ZAICO 31日間無料
複数人で在庫管理業務を効率化する 基本プラン2,980円/月(税込3,278円)
追加ユーザー1名: 税込1,045円/月
ユーザー1名のプランは980円/月、                   データー登録200件までの無料プランあり
3 アラジン 不明
4 eeecloud 一番人気 受発注付きプラン ¥30,000 /月(税抜)カスタマイズ可
各種マスタ・データ登録数無制限
ユーザー登録数3名まで追加毎¥3,000 パック料金あり
※カスタマイズ不可のプランあり
ユーザー上限なし:初期費用\100000、¥20000/月、
ユーザーごとのプラン:初期費用\0、\980/月・1人
2週間の無料トライアルあり
5 GEN 月額 3,800 円 / 1ユーザー 月額基本料金 20,000 円 / 1サイト
無料トライアルあり
6 flam スタンダードプラン 9,300円(税込10,230円) 3アカウント
1アカウント追加2000円
無料トライアルあり
7 みえぞう 月額29800円
無料お試しあり

コストは、大きくユーザー登録無制限のシステムかユーザー登録ごとに課金のシステムかに分かれます。

まとめると、以下の表になります。

ユーザー料金の取り扱い システム名
ユーザー登録無制限  鉄人くん       みえぞう
3名まで定額+ユーザーごとに課金  eeecloud     flam
ユーザーごとに課金  ZAICO     GEN

無料プランがあるのは、ZAICO、 GEN、 eeecloud、 flamみえぞうです。また、IT補助金が使えるのは鉄人くんだけです。

アフターサービス

システム名 コスト
1 鉄人くん 24時間365日電話で対応
メールでの問い合わせもあり
2 ZAICO トラブル解決ガイドページあり
問い合わせは、数日かかることもあります。
3 アラジン 「アラジンシリーズ」のシステムの操作方法やハードウェアトラブルなどの問合せに対応する「アイルサポートセンター」を設け、お客様に対して徹底したアフターサポートを実践

導入後の現地サポートや電話サポート等、お客様に合わせたスピーディーかつ 丁寧なサポートを実現。

貴社担当は変更なしで一貫したサポート。

対応履歴データーベースリモート操作対応/障害対応

4 eeecloud 記載なし
5 GEN サポートチームがチャットや画面共有で日々の運用をサポート。

担当者が変更になった。運用がうまくいかない。そんな時は気軽にご相談を。

電話サポートは、追加料金が必要

6 flam 電話サポートは、追加料金が必要
7 みえぞう 弊社営業時間内(平日9時~17時)のメール、電話でのお問い合わせに対応
定期的にご利用状況を確認、感想、要望など収集。

クラウド型システムの場合、基本的には何かトラブルがあれば基本は自己解決しなければなりません。

しかし、今回、抽出したクラウド型システムは多くがサポートを実施しています。( GEN、 flam については、電話対応は有料のようです。)

 

まとめ

今回は製造業でのポイントを絞って、クラウド型在庫管理システムを比較しました。
機能、コスト、アフターサービスで、それぞれのシステムが個性的なサービスを提供しているようです。気になるシステムがあったら、ホームページから問い合わせもできます。
あなたの事業所にあったシステムで、業務効率化につながる一助になりましたら幸いです。

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